ロシア国歌を聴いて(ラグビー ワールドカップから)/日比津 開
どによる激動の時代がやってくるかわからない。そのとき、またこの国歌を同じような気持ちで歌えるか、国家が国民に重くのしかかり、人々の運命を過酷なものにしていくか、懸念される。ヨーロッパ各国の国歌は、敵から国を守るため立ち上がる愛国心を鼓舞する歌詞の内容のものが多い。たえず、戦争の危機にさらされていたからであろう。
ワールドカップの開幕戦にロシア国歌を聴いてから、僕は知らない内にロシア国歌のメロディーを口ずさむことが多くなっている(ロシアの少女が代わる代わる歌う国歌が何と可愛いらしいことか)。この機会にロシア国歌以外にも、平和の式典に各国のすばらしい国歌を聴き、その国の歴史、伝統に触れてみたい。
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