誕生日/
はるな
生きるのがやだったから死んでた
少女で
わからなかった
つめたいキスのさなかで
まぼろしをゆめみたり
空気に番号をふったり
誕生日のあと
起きあがった
世界の ふちのところが
すこしもりあがって
死んだふりをするのたちをつないでるのを
ちょっといじわるだなっておもってみてた
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