通り雨/パン☆どら
 
通り雨という名の
人生訓を語る

ボクらはいつも
通り過ぎるのみである
雨の日も

雪の朝も
嵐の日曜日も
吟遊詩人の週末(ハルマゲドン)も
電動アシストの電池切れの激重自転車での通勤も

シマ猫のように
ピンとしっぽを立てるべし
かように通り雨として

立派に通り過ぎるがよろしい。
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