メディシン・ボトルの中の動脈の色彩/ホロウ・シカエルボク
 
を求め続けている、動物と違って言葉たちには、過度な養分という概念はない、それは確実に吸収されていくし、何度でも更新出来る、増え続ける、増え続ける、増え続ける…俺は蠢いているそいつらを掻き分け一番しっくりくるものを探す、日付変更線が変わるまでにはその輪郭を掴むくらいのことは出来るだろう、そして明日になればもう一度それは繰り返されるだろう―肥え太ったプラントの言葉たちを眺め、まんざらじゃない気分で俺は少しだけ笑うだろう。


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