こぐまたち/
はるな
こぐまたちは もう
おとなになって
森をでていった
犠牲のない欲望
なんてあるだろうか?
草がひとすじ
ゆれるのもこわかった
生きていなくても良かった
生まれてきたことは
あきらめるとしても
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