星と星/la_feminite_nue(死に巫女)
暗闇の中であなたは生きているのでしょうか。私には測りようもない心のあり様を、薄明の海のように思っている。もしも暁闇の中で生きているのだとしたら、その目はかすかに事物を凝視しているに違いない。わたしの中にある火が、わたしの身と心とを焼き尽くす。あなたは一個の炎と化して、その身を龍のごとく炎上させているのだろう。透明な一個の火。わたしが炭のように焼き崩れている時に、あなたは透明な炎として燃え上がっている。わたしには触れることの出来ない火。その炎のような体は、人の中にあって透明な色彩に紛れているのだろう。透明な炎として人と話し、人の声を受けとめる。あなたの炎が他者を焼かないのはどうしてだろう。わたしの
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