makeloveがしたくて/こたきひろし
 
たびドライブした。
まだ帰りたくはないから。しばらく走っていた。
その内にいつの間にか周囲は暗くなってきた。
彼氏もあたしも疲れを感じはじめてきた。
お互い会話がなくなってしまったのがその証だ。
そこで彼氏が言ってきた。
「どこかで一寸休んでいかないか?」
あたしは一言で答えてしまった。
「そだねー」
あたしは内心それを期待し待っていた。

結局、ドライブの最終目的はmakeloveで。
すべてはそこに至るまでの過程だったのかな?

年頃の若いおねえちゃんとおにいちゃんの理性を崩壊させるまでの。



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