遊星の散歩道/
丘白月
毎晩見あげればそこにいる
昨日よりも少しだけ
指一つ分北へ行ったね
忘れないから消えないで
金星と並んだ獅子座の
レグルスが綺麗だねと
いつかそう言った誕生日
秋の夜はいつも星を見てたね
生まれついての妖精だった
星を愛して花を愛でて
いつも宇宙を回遊してた
魂は遊星に帰ってしまった
戻る
編
削
Point
(0)