You Can't Always Get What You Want/ホロウ・シカエルボク
 
だと

どこか遠くの窓から
「無上の世界」が流れている
雨に啄まれて途切れ途切れだ
あんな歌詞を書いて歌おうと思うやつは
心の中に真っ白な闇を持っている

ちょっとばかり雨に打たれ過ぎた
ちょっとばかり夜更かしをし過ぎた
ちょっとばかり想い出に耽り過ぎた
ちょっとばかり時間を無駄にし過ぎた
僅かの間に落度だらけのこんな夜だけど
それがない方がよかったかと聞かれると素直には認められないな
人生のすべてでなにかを得なきゃいけないなんて
そんなのあまりにも宗教的に過ぎるじゃないか

おれはのんびりと立ち上がり
圧し掛かる疲れという疲れのすべてを
脆い膝で受け止めなが
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