我が命/純太
いつからか
我が命変わらず
今は前向きに生きるのみ
咲いてゆく花を
素晴らしいと言えるようになったが
思うより貪欲の沼は深く
大きかった
太陽の陽射しに眠り
漆黒の間に
悲しみを落とす
限りなく
いつからか
我が命変わらず
今は前向きに生きるのみ
忘れているのではなく
思い出すつもりが
ないのだろう
眼前に立ちはだかる山の向こうから
薫風と穏やかさがこだまする
僕は山の前で暗示に掛かり
石ころを蹴りながら
今日もうろうろと
いつからか
我が命変わらず
今は前向きに生きるのみ
どうにかしようとする命を
背負いながら生きていきたい
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