砂漠のともしび/
秋葉竹
こころ奥ふかくに埋もれる
淫らな清純を語るといい。
そして望みは
あの花のようにするどく香ったのに、
心が望むより先に、肉体は諦め
大慌てで私を抑え込むのだ、ただし、
ストイックにキスしなかったやせ我慢を
この胸深くに後悔しながら
きっと死ぬまで思い返しながら。
君の幸せは、もう、静かな心臓へ帰るといい。
君の笑顔は、もう、私の部屋から出て行けばいい。
そして
そうね
歌うわ
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