詩の弱さ/
立見春香
弱い負け続きの意思を晒して
なにをどうすれば最善と思う?
真っ青な嘘の太陽に近いのは
エアコンの効くワンルームのベッドで
あなたがいない鏡にうつる私。
呼べば応えてくれる大嘘や
あの頃の約束の一年は夢の中
どこへ行くのかも知らずに詩を書きたい
こんな嘘みたいな詩を書きたい
こんなどこへ行っても評価されない詩だけ
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