自己承認欲求大爆発/文学特攻隊
ぼくらはキャラ作りに必死で、かあちゃんをもとめている。
ただかあちゃんは来ることがなくて、夢の世界で会うことが精いっぱい。
生きて死んでのくりかえし くりかえし。
自己完結型の物語が巷にあふれて、自己承認欲求の結晶でしかない。
パリら、パリら、ふー、ふーと新宿のメイドカフェ宣伝カーが通る。
あふれるデコレーション 見つけることができないフォーチュンクッキー
とと姉ちゃんのオタク世界のはざまで、希望を見つけることができようか。
大爆発をおこしたいんじゃこちとら、バズらせたいんじゃ。
と言っても襲われるのは虚無感だけ。
テレビに映るよりかは自由の女神になりたい。
アルフォンス・ミュシャ展の帰還のとき思った。
その日はぷーすか、ぴー、ぷーすか、ぴーと寝たけどね。
これじゃホールデン君じゃないか。
結局は巷にあふれるあまたの言葉の渦にまきこまれてはきだされているわけで。
なにもかわならない、救いようのない狂った世界にいるわけさ。
難産、安産、大祈願。
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