万華鏡の恋は花咲く/秋葉竹
振り向いてしまえないのがもどかしい
あなたの眼を見ちゃ
ほら、万華鏡
まばたきの
かずだけ心に影があり
真夏の夜でもじぶんを抱いてた
友という
名前の人がここにいて
くれたら嬉しいはずなのに、闇堕ち
笑えずに
遮二無二こぼした欲望を
さがすふりする独りきりの夜
余白だけ
持っていたから君の名を
しっかり油性で書いた、こころに
コスモスであるから真っ赤な嘘が好き
風に吹かれる
錆びた空き缶
君の口にする歌詞の意味がわからない
その時間が埋める
恋のなれそめ
戻る 編 削 Point(4)