星のミルフィーユ/
丘白月
放課後あなたは先に帰るけど
あなたはゆっくりと自転車を押して歩く
私を待っていてくれる
内緒で付き合って
目があっても言葉はなく
この帰り道が
今はとても大切で
春から夏へ陽は伸びて
隠してくれる暗闇は消えて
私達は妖精のように
海が見える森へ飛んで行ったよね
真っ白な砂糖でも降りそうな
甘い星香りの星がいつも見ていた
私達 途切れることなく
愛の言葉を重ねて
星のミルフィーユを分けあってたね
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