エメラルドグリーンの湖に眠る恋/st
 
らを

そそぎこんでいる



少年はどうしても

ふたたび少女に

逢いたかった


ただそれだけだった


エメラルドグリーンにひろがる

赤い想い



答えるかのように


少女は

深い霧となって


やさしく少年を

つつんでゆく



なにもかもがみえなくなる

深い霧のなかで



ふたりの初恋は


永遠の眠りに


つこうとしている




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