詩は死んだ/
葉leaf
詩の身体をよこたえて
幸福の点滴を始める
詩は安らかな顔のまま眠りに落ち
徐々に心臓が停止していく
追い打ちをかけるように
成熟の点滴を始め
社会の点滴を始め
現実の点滴を始める
詩は幾分顔をしかめながら
それでも安らかに死に至る
詩の安楽死
臨終の時間を僕は知らない
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