身辺雑記と、詩について思うこと/田中修子
 
てくれたことへの深い喜びと感謝と。もしかしたら、大人になったらたくさん笑えなくなるかもしれないから、せめて子どものうちには、天からの贈り物のような笑い声を聞くために、私もよりよく生きなければならない。

私は長らく、とても、とても狭い世界で生きてきた。闘病中に寝たきりになったので、現実生活の対人関係はほとんど途切れた。このところ、自傷行為という一番深刻な症状が寛解に向かい、この状況を保てれば半年後から何か習い事をするという目標ができた。そうして、いつかボランティアといった形でもいいから社会につながりたい。
原家族という狭い、狭い檻に閉ざされている私も未だいて、それは父の死までおそらくは続くだ
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