哀しい自称詩人の悪あがき/
花形新次
何としてでも
物書きとして
名を成したい
そうでなければ
厄介者として
生まれ
死んでいくだけ
何の能力もない
能力の欠片もない
一生かかっても
高卒初任給すら稼げない
唯一日本語が話せること
それに賭けるしかないのだ
この覚束ない
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