厚ぼったい秘密/
うめバア
老いは追いかけて来る
せせら笑う側だった私
なのに
あなたがピカピカの赤子で生まれ
毛布にくるまれて愛されていたころ
私は19歳
覚えたての化粧で
田舎娘の似合わない派手な服で
慣れないヒールで街中を歩いてた
爆音バンドの演奏が
耳の奥で、いつもがなってた
おとなになって
たくさんのことを知って
失敗なんて、しない、もう2度と
落とし穴になんて、落ちたりしない
そう思っていたのに
19歳も年下の
彼に恋をしました
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