焦がれる/うめバア
 
あなたをずっと見ていられるように
あなたと笑顔で話せるように
言の葉を、七夕の夜の屋台に流す

あらわれては薄くなり、消えていく
色とりどりの、下着たち
上になり、下になり
絡まってはほどけてく
私はただ、見てるだけ

それでも
まだ見たことのない色を、探して
焦がれて
悲しみ

あなたを思う自由を愛する
あなたの声も
 目も
    唇も
       からだのすべて

決して触れない、壊さない
そう、私は誓う

私の一番悲しい日の来る前に
どうか、この思いが尽きてしまいますように

ただ、君の幸せを願う
刹那、そんなはずない
私は嘘つきだ
でも。

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