昼の月/丘白月
 

白い空が
海のように
どこまでも
深く広がっている

月がクラゲのように
浮かんでる

じっとして
まるで魂のように
私を見てる

僕の声が聞えるだろうか
毎日毎日叫んでる
目を閉じれば
夢で君を見る

いつか届くだろうか
君の耳に
あれから僕は
どこでも怯えてる

居るはずのない君を探して
涙を空に置いきた
青い空はもう
どこにもない

白い透き通るような
あの月が
君の魂のように
僕の心を
抱きしめる

黄昏が夕闇の
幕を下ろし
星がならんでも
僕の涙を届けてはくれない

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