黎明/両性具有
 
待ちわびた黎明だ
太陽でも月光でもなく
果てない夜を終わらせようと
吹き荒れた嵐の向こうに
生まれ落ちた黎明だ

君が
ふるえる玻璃の瞳に閉じ込めた
青い一迅のそよ風に
ひとつの嵐が終わりを告げる
硝子の繭を破り
片割れの歌を携えて
果てない夜を逃げ続けていた僕らを
包んでいたあの嵐が

待ちわびた黎明だ
魔性の月も
純潔の太陽も欺いた僕らが
やっと
裁かれる瞬間だ




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