過ぎて、夏/
秋葉竹
きらきらと
波に
浮かんでいる
朝
パラソルは
遠浅に
沈められて
いく
ぬるくなった缶コーラ
汗をかいてギラギラ
照り返し
身をよじる
光
のように
探している
幸福は
砂のひとみ
砂が熱
過ぎて
夏
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