うたのように/
Giovanni
うたのように
長い夏が来た
暑い国際通りで
私は泥のように
ラーメンの汁を啜る
うたのように
軽やかな夏が来た
蘇鉄の葉が
鼓動する
果ても知らない夜だ
ジェーン・バーキンの
少し掠れた囁きのように
ディドゥディドゥディダ
オ ディドゥディドゥダ
私は誰のものでもない
誰も私のものではない
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