魂のたまる場所/
シホ.N
真っくら静けさ
無感覚の世界で
あるのはただ意識
といって
なにが意識といえるのか
胸のランプが
点灯し
あと幾ばくかの
心の鼓動
僕は透明
形もない
意識という
不在の存在
実体なきまま
遠く
あるいは近しく
魂たちのみ
たまってる
主体のない夢
としての意識
そして死もまた
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