水滴/
ひだかたけし
締め方の緩い
水道の水が光っている
一滴、二滴 光っている
僕は梅雨入りした街を行く
水滴は相変わらず光りながら
ぽたり、ぽたりと 落下し続け
僕は離れていく、無限な思い出を溢れさせ
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