母、UFOと接近遭遇す!/マサヒロK
 
やら後ろの方が明るくなったような気がする。振り向いてみると、ピカーと光る三角形の物体が(母の言葉を借りると、イカのような)、母の耳元を掠めて、向かいの家の植え込みの中へ落ちた。何かと思って確かめようとしたが、向かいの家の敷地だし、なんだか怖いので確かめられなかったとのこと。しばらくしてその話を聞いた私はとっさに、「きっとそれは、リモコンで動く偵察用の小型UFOだ!!」と当時UFO関係の本をよく読んでいた私は思ったのでした。それにしてもすぐ知らせてくれれば探しに行ったのに、今でも悔やんでも悔やみきれない気持ちですが、当時の自分は実家にいなかったかもしれないので、仕方なかったのかなと思っています。
母は真面目な人間で、普段はUFOのことなど何も興味ない人間なので、話の内容は何の脚色もないありのままの話だったと思います。いったいあれは何だったのでしょうか?

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