オウト・ロック!!/ふじりゅう
れた
詰まり切った言葉を
捻り出した己の音へ放出する
ゴミ箱に山積みの愛のシナリオ
僕の空白のピースが初めて
枯れ落ち 腐敗した 色になる
僕の余白が
僕の部屋が
眩しいほどの暁に染まる
老練さを思わせる道は
朽木があり 桜の花びらが舞い
皆の取捨選択の礎の景観だ
新しい小さな歴史を刻んだ卒業生が
舞い落ちる桜の海へ失せて行く
僕も二度と 老練なこの道へ
足を踏み入れる事は無いだろう
死んだ母の意思を継ぎ、空白は労働へ様変わりし
腐った土壌から芽が吹くように
若やかな生への欲求が湧く
僕の余白は、ROCKで埋めた
己のROCKを書きなぐった
嘔吐のよう
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