らぶ/秋葉竹
 
女はとっくに終わってしまった昨夜
夢の架け橋にただひとつの希望を置いて

中原中也の魂といっしょに揺蕩うのです
それだけは忘れることのない

らぶって想いの強さもある意味
縛られる縄のようだと知ってもなお

悲しげに寂しげに笑う少女を
楽しげに儚げに笑う少女を

みつめあう瞳がふたりっきりの夜を
過ごすことを選ぶのでしょう?

ええ、もう、それはそれは、
好きですからってね。







戻る   Point(7)