話す/
水宮うみ
心が言葉を作った。心と心が、話し合うため言葉がうまれた。
心は心から話す。時折心にもないことを話しつつ、話したいことを話す。話したことが話したかったことになる。
僕はもう、心にもないことは離そうと思う。
心を離さず僕を離さず、君と話をしていたい。
話したかったのは、話しているのは、僕の心だ。
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