文明論から「無」を語るに至る/マサヒロK
生させたり組み合わせたりして、膨大な数へと変化していきました。ネット社会の影響もあり、今後もより多くの言葉が生まれることでしょう。そして言葉の数だけ人類は複雑化するかもしれません。複雑化によってより微妙な事象が発見され定義され利用されていく。さらに文明は加速する。はたしてどこまで行くのか?
しかし、物理学は物体を徹底的に細分化し分析し、今や「無」の領域にまで踏み込もうとしている。膨大な言葉の細分化により、現代文明もいつかは物理学と同じように「無」の領域に近づくかもしれない!?いや、文明の発達を待たずとも、言葉を分析すれば結局は「無」の領域に気が付くかもしれない。なぜなら、本来名前のないものに人間が何らかの目的のために名前を付けただけの話なので、昔も今も「何も」存在しないかもしれない。
現代は物であふれている。しかしそれは何かが何かに形が変わっただけで、地球自体は質量的には何も変化していない。あなた自体も何も変わっていない。そうではないですか?
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