待たない/唐草フウ
晴れた日に雨靴を
履きたい気持ちを
雨の日に思いきり
傘ささずぬれたり
開いてしまったら
また閉めればいいじゃない
ひとつしかないのファスナー
そう思い込む
のだった
何の誓いだろう
ふさがったら
開ければいいじゃない
ガチガチの儀式
わらわれることを
失ぱいすることを
売れるということ
レベルということ
また届かないベンチに
きたない花びら置いたけど
気に入らなくなったら
棄てればいいじゃない
おわりがひとつだなんて
私が決めたの
刹那に焦がれすぎまして
あきらめた触覚
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