黄昏遊戯?/
未有花
遠い空に憧れていたあの頃に戻れるような気がする日暮れ
春風に誘われ辿る夕暮れはいつか来た道やさしい既視感(デジャヴ)
涙拭いてまた歩き出す夕焼けに僕は平気とうそぶいてみる
ざわざわと耳をくすぐる遠い音ものがたりのような夕暮れに
夕闇の風に紛れて辿り着こうここではないどこかの場所へ
あまやかな感傷を胸に誰も皆旅人になる黄昏の刻(とき)
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