化物/
中原 那由多
不揃いな爪先にこびり付いた
黄色い花弁がひとひらり
僕は思い描いた僕にはなれなくて
捻くれた太陽に、ハローハロー
熱したマンホールで乾かした水着が
君の脇腹に食い込んで
波打ち際の求愛ダンスは溌剌
青天の霹靂
その日
プールサイドにミサイルが落ちた
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