婚活詩篇/春日線香
刹那
ここを起点としてカンザスシティに熱い風が吹く。
推敲はしない。わけがない。
渦巻くウシュアイアのバルコン。
汗だくで田植えを終えたら
トゥクトゥクに乗ってどこまでも行こう。
封筒豆腐に琺瑯老父。解体新書はアナトミア。
河出文庫の『西洋音楽史』を開いて
もはや情報弱者の一人としてあり。
最近オペラにも興味あり。
マナスル登攀、そこまで産卵。
いつまでやっているのか。十一時半?
このコーヒーを飲み終えたら、トーイック受けよう!
皿屋で皿買ってただけなのに
頭から真っ二つになるなんてオプションも。
伊勢神宮からまっすぐ続くレイラインが……
阿蘇クマ牧場に八百頭のくま
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