いつかのその後に/福ちゃん
 
今日の日を永遠に忘れないなんてことがあるだろうか
3月の午後の何もない太陽の下で僕はふと考えるのだった
こんなにもどうしようもない状況でさえ僕たちは口を閉ざしたままでいる
暴力で解決できることの方が圧倒的に多いことに目を背けたくなる毎日
アイツのハンマーが明日には僕の頭蓋骨に到達する
殴ることに特化された腕の中で微笑む少女の行く末が気の毒でしょうがない
圧倒的な虚無感が世界中に配信される
愛しい、愛しい、僕は全てが愛おしい
語彙力のない表現で綴る自己暗示をどうか嗤わないでやってほしい
圧倒的な世界観が僕らを駄目にしてしまう
3月の午後の何もない太陽の下で考えることにきっとたいした価値などない
後から決めつけられたかけがえのない1日をどうやって満足に過ごせばいいの
今日の日を永遠に忘れないなんてことがあるのだろうか
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