架空の恋/xxxxxxxxx
 
ただきみが死んでしまうということが僕にとっての救いだったはずなんだけど
終わりがあるならすべてが美しい思い出になるしゲロ吐いたことにも意味があるし
心臓をすり潰してつくった色とりどりの造花を花束にしてプレゼントしたけれど
笑顔で受け取って首から下の憎悪で踏み潰されてしまったよね確か

まあそれでもつまるところきみが好きで

星のような言葉も月のようないのりもぜんぶワンクールで灰になるインスタントメシだし
そういうものをありがたがる幸せな畜生たちと違う僕は遥か遠くのニンジンを追いかけて
本当のきみになんて興味はなくてホンモノが含む不純物のないニセモノがいつだって欲しい
しかしどん
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