古い小さな町の天使の舞を魅せて?/秋葉竹
 
この古くからある
閉ざされた小さな町で
いつからこんなに人がたくさん
人生を過ごそうとするのかしら。

仲良しも、子よしも、休みの日
ここにも私に与えている気持ちを
800回の青ざめた嘘なのだと
信じてあげなくてはならない
それは夜に生きる手のひらの上に乗る天使を
ちゃんと捉えることができる
芳香剤ではない自然の
紫色の香りがする夜のこと

そんなお仕事が好きならば
身を削っても
心を凍らせても
体を他の人に預ける恋愛なんかが
大好きなんじゃないかしら?


誰の声も聞こえないまま
「好き」
といいつつ
新しい人生が老いたし、
心破れた詩を書いたし
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