Waiting Girl/la_feminite_nue(死に巫女)
 
みんな離れて
私は都会
煙草喫って
珈琲飲んで
笑って、黙って。

あざむいて
必死なんか無いって言ってるけれど
これだって私たち
人殺しと同じように暗い気持ちで、
泣きたくもなる 未来。

未来なんて無いんだって
果てもなく 絶望して
やり場のない手を
自分の手首に持ってってさ、
私 昨日よりは今日悲しいんだ。

切なくても涙も出ないのは
不幸なこと?
いっそ戦争が起きればって
願っている
悪魔の私がいる

悲しくても泣けもしないのは
私が冷たいから?
そう、冷たいから
別れだって
押し殺したように耐えて来れた。

ドッグ・カラーほどの善意で
あの人たちの幸せを望むのは

嘘だって吐きたくなる
とぼとぼと 足音。

靴音立てて
なぜか逆らって
激しい気もちを叩きつけても
あくまでも都会よ
ここ

私だって
ジハードの戦士のように
銃をささげ 走っていたってよかったのに
ここは 住んでいる街
ただ嘆いている 朝。
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