Waiting Girl/la_feminite_nue(死に巫女)
 
つまらない朝の翌朝
何もなく 考えたくない
私の頬には きっと
アザのような憂いと きっと
果てもない希望とがあるのだね。

分からない 分かることのできない
企まれた理由が いま
私を押して
私を殺して
私を引き裂いてゆく

遠く 巡る 星雲の夜に
天使たちは
七色の光をまいて 舞い降りた
そこは荒地
悲しむ者も富む者もない。

音楽がある、
風に転がる石 石 石
砂につまづく 風 風 風
風の下に膝まづく
人 人 人

民は からころ
車を押してゆく
食べ物を売り、食べ物を買って
子供を産んだり
子供を殺したり

そんなものから みん
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