横顔/
佐白光
カウンターで待っている
あなたの隣が私の指定席
横顔が好きでした
好きと言うよりも
正面から向かい会えない弱い心
あなたの話を聞くだけの貧しい心
雨の夜 テーブル席で待つあなたを見つけた時
訳もなく悲しくなりました
深呼吸をして正面に着席
震える膝を手で押さえ
貴方の言葉を待っている
「君の顔いつも正面から見ていたいんだ」
ありがとう
あなたの瞳きれいです
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