たとえば/
こむ
触れた手が
何かの記憶語っていて
手をじっと見るのが
しんどかったり
かかとがひびわれて
痛くて 痛くて
ひょこひょこと
歩いていたり
きのう酒飲んだ胃袋が
しくしくと痛くて
青空を見に 外に出たり
全ての途切れ目に
いつも思い出すので
必死で 途切れ目なく
暮らしていたり
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