最後の夢の架け橋/
秋葉竹
目を向けて微笑む
女の子の求めに応じようというのか。
それを夢も希望も大海原に棄てたというなら
とんだ導火線、撒き散らかされた火花が恋待ち草。
ただ逢いたいだけだったのに
そんな下手くそな詩の話みたいに世界の
終わりにさえなんの役にも立たない人は
やっぱり、フフフフフ、って小さく笑うんだ。
それから、大空高くに架かる大きな虹を見上げている。
小さな声で恋心の歌を口ずさみながら。
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