Pantoum/ふるる
もっとも、彼らがそうせざるを得なかったのには理由がある
激しく打ち寄せる波が陸を削っていていそがしく
こまり顔がかわいい少女は星を食べる
水を売る老人が身体を捨てようとしている
激しく打ち寄せる波が陸を削っていて、いそがしく
ロケット発射の秒読みがはじまる薄暗い朝
水を売る老人が身体を捨てようとしている
僕たちの自由は常に侵略の憂き目にあう
ロケット発射の秒読みがはじまる!薄暗い朝
寂しい。凹凸のある壁。草の汁。
僕たちの自由?は常に侵略の憂き目にあう
布団を干している時も「採点は始まっている」
寂しい…凹凸のある壁…草の汁…
哀しみの風が街をなでるのに街路樹
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