ある『愛』の詩(ミッドナイト・スネーク)/秋葉竹
ぼくたちは
羽目外して
みだれまくるんだって
『愛』が可変の息苦しさから
逃れたくって
その日だけは
狂いまくるんだって
ぼくたちを
糾弾するあなたたちは
なにも知らないでしょう?
もちろん、
永遠の『愛』なんて
考えたことも、ないんでしょう?
永遠の『愛』にこだわる
なんて
そんな愚かなオトナは
どこにも
いないよね?
いいよ、だから、ぼくたちは
ただ、ぼくたちだけで
騒ぐから。
だからもう、
そんな目で見ないで。
でも、
見られたって、いいように
ほら、
ぼくの顔、蛇のままでいるでしょう?
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