編集後記/よーかん
たまに、何かに苛ついて、日本に向かって文句を書き連ねてしまうことがある。この小説はまさにその典型で、左翼的な学生達が昔使った言葉で言うところのルサンチマンが原因だ。ルサンチマンなんて言うと高尚な言葉のように錯覚してしまうが、英語ではリゼントメント(resentment) 、単純直訳すればただの恨みである。リゼントメントしか内包していない苛立ちを、情報を重ねることで自己正当化して、よくあるあれだ、他人のせいにするを実行し、日本社会に対する文句をダラダラ書き連ねている。それだけの文章だ。やるべき事は考えるまでもなく、資金をためて何処にでも先進的な意識改革が進んでいる国に移住して人生を謳歌する、それだけ
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