まるで人生って!/立見春香
 

そして
それにも飽きたらまた

大きな白昼夢を待って
とても可愛らしい興味を持って
ずいぶん長い時間
飽きもせずに彼女が髭を引っ張るのを
ボーっと

ボーっ
ボーっ
ボーっと
汽笛を鳴らす
沖合に傾きつつも弧を描く船を
眺めながら仔猫があしたの橋を渡ると信じたのだ
私が夢の虹をよじ登るのと同じくらいにね

そこだけは
キリッ!
っとね







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