自然状態について/ナンモナイデス
性》とは
対象を把握する能力のことである。
ホッブズは自然状態に置かれたヒトを仮定した。
何も拘束するものがいないヒト・彼には《無限の自由》
があるのだが、他者にもそれはある。
《万人は万人に対して闘争している》ので、個々人
それぞれに《死への恐怖》に悩ませられる。
もちろんこのような仮定をいちいちしなくても、
裏社会でおこなわれている沙汰を思えば何時の時代に
限らず無法状態の領域は存在しているのである。
結局理性的判断をしなければならなくなるのは個人的
無法状態の恐怖から逃れ平穏な状況に移行する方策を
見つけることにあると思われる。
その方策のひとつが社会契約説であったりするのであ
るけれどももっとしっかりした生活基盤を考える事が
できないものであろうか・・・
戻る 編 削 Point(2)