かもしれない…/若乱
詩
自分らしさな一張羅着て
(なるべく上品に)鼻毛ごっそりひきぬく感じ
残響
僕の狭い視界の中に
世のしわぶきがこだまする
ほんの残響の気配に
必死に耳を傾ける
僕という愚者が
光と意識の世界で
巨大な質量を振り回している
ふと紙に触れるだけで光は泣くのに
僕は生物という重さを持ちながら無知だ
気、について知らない、知らない
相応に被害のない動でなければならない?
僕は何も持っていないのか、違う
僕は体という、莫大な光を持った、僕という意識だ
僕は有意味な使い方をせねばならない
袋小路
僕に語れるものがな
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)